「届いたおせち、思ってたよりデカい……。これ、冷蔵庫に入らないんだけど?」
年末の冷蔵庫って、ただでさえパンパンになりがちですよね。飲み物も増えるし、お雑煮の材料もある。そこへ三段重がドンと届くと、「いや、どこに入れるん?」ってなります。
まず見るのは、重箱を一段ずつに分けられるかです。三段のままだと入らなくても、一段ずつなら別の棚に置けることがあります。横幅そのものが大きいなら、中の小分け容器を外せるタイプかも見てみましょう。
ただし、ここで一つだけ先に確認。まだ冷凍のまま置いておきたいのか、もう解凍を始めるのかで、入れる場所は変わります。「とりあえず玄関に置いとこ」はちょっと待って、まず今のおせちがどんな状態かを見てください。
おせちが冷蔵庫に入らない!まずは「保存」か「解凍」かを確かめよう
箱に「冷凍」と書いてあっても、今から解凍するのか、食べる日まで凍らせておくのかで話は別です。ここを間違えると、「元日に食べるつもりだったのに、もう解凍始めちゃった……」となるので、先に食べる日を思い出しておきましょう。
| 今のおせちの状態 | 必要な場所 | 入らないときに考えること |
|---|---|---|
| 冷蔵で届いた | 表示に合う温度の冷蔵庫 | 段分けや小分けで入れられないか |
| 冷凍で届き、食べる日まで保存したい | 表示に合う温度の冷凍庫 | 冷凍庫の空きを作れるか。冷蔵庫へ移すなら食べる日も再確認 |
| 冷凍のおせちをこれから解凍したい | 商品の解凍案内で指定された場所 | 冷蔵庫で段ごとに解凍できるか |
| すでに解凍した・食べ始めた | 解凍後の保存表示に合う冷蔵庫 | 食べる分を取り分け、残りを収められないか |
説明書が見当たらないなら、注文した商品ページか販売元のFAQを見ればだいたい確認できます。同じお店でも商品ごとに保存方法が違うことがあるので、「店名+商品名」まで入れて探すのが早いです。
重箱が入らないときは、高さと幅を分けて考えると見つかりやすい
冷蔵庫を開けっぱなしで「あれをどかして、これを出して……」とやってると、余計に分からなくなります。いったん扉を閉めて、どこが引っかかっているのかだけ見てみましょう。高さなのか、横幅なのかで対処が変わります。
高さだけがつかえるなら、一段ずつにしてみよう
三段重をそのまま入れようとして、上の棚につかえる。これ、かなりありがちです。そんなときは、三段まとめて入れることにこだわらなくて大丈夫です。
その商品が段分けOKなら、一段ずつ別の棚へ置けばかなり収まりやすくなります。博多久松の解凍案内では、重ねたまま入らないときに各段をラップで包む方法を案内しています。千賀屋の冷蔵おせちにも同じような案内があります。
「でも下の段、ふたがないやん」と気になりますよね。そこは料理をむき出しにせず、販売元の案内どおりにラップなどで覆ってから入れればOKです。もともとのフィルムを残すよう書いてあるなら、そのまま触らずにしておきましょう。
冷凍おせちは、三段重ねたまま解凍するのと、一段ずつに分けるのとで時間が変わることがあります。段を分けたなら、説明書に「一段ずつの場合」の時間がないかも見ておくと安心です。
幅や奥行きが足りないなら、中の容器を取り出せるか見てみよう
一段にしても入らないなら、今度は重箱そのものの横幅や奥行きが原因です。「ちょっと斜めにしたら入るかも」とやりたくなりますが、料理が寄ったり汁がこぼれたりするので、基本は平らに置ける方法を探しましょう。
商品によっては、中の小分け容器だけ外せるものもあります。博多久松では、重箱の中のマスを取り出して、それぞれラップで包んで解凍する方法も紹介しています。こういうタイプなら、盛り付けを大きく崩さずに空いている場所へ分散できます。
ただし、全部のおせちで中の仕切りが外せるわけではありません。凍った料理を無理にはがしたり、容器を力任せに引っ張ったりはしないでください。普通の保存容器へ移していいのか分からないときは、販売元に聞くのがいちばん確実です。
すでに解凍してあるものや、食べ残りを別容器へ移すなら、清潔な箸と保存容器を使いましょう。容器を替えても期限が延びるわけではないので、元の箱に書いてある期限や保存方法はスマホで撮っておくと後で迷いません。
飲み物や大きな鍋を見直すと、重箱の場所が空くことも
重箱を分けてもまだ厳しいなら、今度は冷蔵庫の中身を見直します。意外と場所を取っているのが、ちょっとだけ残ったおかず入りの大きな鍋。小さい保存容器へ移すだけで、重箱一段ぶんくらい空くこともあります。
未開封で常温保存できる飲み物や食品を冷やしているなら、そっちを一度外へ出すのも手です。ただし、牛乳や開封済みの飲み物まで「場所ないから」で出すのはNG。表示を見て、本当に常温で置けるものだけにしてください。
「よし、なんとか扉閉まった!」で終わりにしたくなるんですが、詰め込みすぎると冷気が回りにくくなります。厚生労働省の家庭向け資料では、冷蔵庫は7割程度が目安とされています。重箱のまわりにも少し空間を残しておきたいところです。
おせち丸三段重を一か所に入れようとすると大変だよな。段を分けられるおせちなら、別々の棚に置けないか見てみてくれ!
冷凍庫に入らない場合、すぐ冷蔵庫へ移してもいい?
「冷凍庫はもう無理。でも冷蔵庫なら入る」ということもありますよね。ここでそのまま冷蔵庫へ移していいかは、いつ食べるのかと、解凍後に何日持つ商品なのかで決まります。
たとえばOisixのお買い物ガイドでは、冷凍保存は−18℃以下、解凍後は冷蔵で2日以内と案内されています。つまり、冷凍なら先まで持つ商品でも、冷蔵庫へ移して解凍を始めた瞬間から条件が変わる、ということです。
食べるのがまだ先なら、先に冷凍庫の空きを作るほうを考えましょう。輸送用の外箱を外していい商品なら、箱から出すだけで入ることもあります。個包装タイプなら、袋を開けずに空いている場所へ分けて入れられる場合もあります。
それでも無理なら、保冷バッグに何日も入れっぱなしにするより、販売元へ相談したほうが安全です。「いったん解凍して、また凍らせればいいか」は自己判断でやらないでください。
逆に、もう解凍を始めるタイミングなら、商品の案内どおりに冷蔵庫へ移せばOKです。場所を探しているうちに「これ、元日に間に合わんかも」となったら、おせちの解凍が間に合わないときの対処法も見てみてください。焦って重箱ごと電子レンジへ、みたいな自己流は避けましょう。
クーラーボックスや玄関に置くのはどう?
冷蔵庫に入らないと、「クーラーボックスでいける?」「玄関、寒いし置けるんじゃ?」って考えますよね。でも、「触ったら冷たい」「外が寒い」だけでは、保存に必要な温度を保てているかは分かりません。
クーラーボックスは「保冷剤を入れたから一晩OK」とは言えない
クーラーボックスは一時的に冷やすには便利ですが、冷蔵庫みたいに一定の温度をずっと保ってくれるわけではありません。保冷剤の量や箱の性能、部屋の温度、何回開けたかでも中の温度は変わります。
農林水産省の案内でも、氷や保冷剤でしっかり冷やすことや、開け閉めを短くすることが紹介されています。ただし、「保冷剤を入れたから一晩大丈夫」という意味ではありません。
どうしても使うなら、まず販売元にその商品で使えるか確認して、温度計で指定温度を保てるか見てください。温度が分からないまま一晩置くのは避けたいですし、冷凍おせちを長く凍ったまま保つ代わりにもなりません。
玄関などの冷暗所を案内している商品は、条件をひとまとめで読む
商品によっては、「冷蔵庫に入らない場合はこうして」と販売元が案内していることもあります。たとえば千賀屋のFAQでは、届いた白い保冷効果のある段ボールに入れたまま、暖房のない10℃以下の室内冷暗所で保管する方法が案内されています。ただし、基本は冷蔵庫保存です。
ここで「じゃあ10℃以下なら玄関でいいんだ」と条件だけ切り取るのはNGです。専用の箱まで含めて、その商品向けの案内なんです。別のお店のおせちや、冷凍状態を保ちたいおせちにそのまま使える話ではありません。
玄関も意外と温度が動きます。暖房の空気が流れてきたり、日が当たったりするとすぐ変わるので、販売元が指定した条件を保てないなら別の場所を探したほうがいいです。
ベランダや車の中を、冷蔵庫代わりにするのは避けよう
天気予報を見て「外5℃ならベランダでよくない?」と思うかもしれません。でも、予報の気温と、実際におせちを置く場所の温度は別です。日が当たるベランダや車内を、冷蔵庫代わりにするのはやめておきましょう。
農林水産省の宅配食材の案内でも、冬場でも室温での放置には注意が必要とされています。「冬だからいけるやろ」ではなく、手元のおせちに書かれた保存温度を基準にしてください。
これから買うなら、人数より先に「置ける大きさ」も見ておこう
まだ注文前なら、今のうちに冷蔵庫を測っておくと年末がかなり楽です。写真だと同じくらいに見えても、同じ3〜4人前で横長だったり正方形だったり、重箱の形はけっこう違います。
重箱の幅・奥行き・高さを、実際に置く棚と比べる
見るのは冷蔵庫全体の容量より、実際に重箱を置く棚の空きです。商品ページにサイズが載っていたら、それが一段ぶんなのか、三段重ねた状態なのかも確認してください。
- 幅・奥行き:棚の上に、重箱を平らに置けるか
- 高さ:ふたを含めて収まるか。段分けできるなら各段はどうか
- 出し入れ:扉や引き出しに引っかからず、持ったまま入れられるか
- 包装:外箱を外してよいか、個包装か、取り外せる小分け容器か
棚の奥には置けても、手前のドアポケットに当たって扉が閉まらないこともあります。「置ける面積」だけじゃなく、実際に持ったまま出し入れできるかまで想像しておくと失敗しにくいです。棚板を動かすなら、冷蔵庫の説明書どおりにしてください。
小さな重箱や個包装も候補。ただし、袋入りでも保存方法は確認を
「一段重なら小さいでしょ」と思いがちですが、横に大きいタイプは意外と場所を取ります。逆に、小ぶりな三段重を一段ずつ分けたほうが入れやすい家もあります。段数より、実寸で見るのが確実です。
袋ごとに小分けされたおせちなら、冷蔵庫や冷凍庫の空いている隙間へ分けて入れやすいです。ただ、「真空パックだから常温でいい」とは限りません。袋入りでも、保存方法はちゃんと表示を見てください。
夫婦2人なら、まず2人前のおせちに絞ってからサイズを見ると探しやすいです。人数を先に決めて、その中で「うちの冷蔵庫に入るか」を比べるほうが早いです。
冷凍を選ぶなら、解凍するときの冷蔵庫にも場所が必要
冷凍おせちを買うときって、つい「冷凍庫に入るか」だけ考えがちなんですが、食べる前は冷蔵庫で解凍する場所も必要です。届いてから食べるまで、どこに置くかを一回イメージしておくと年末に慌てません。
冷蔵おせちは解凍しなくていいぶん楽ですが、届いた瞬間から冷蔵庫の場所は必要です。「冷凍と冷蔵、うちにはどっちが楽かな?」と迷うなら、冷凍おせちと冷蔵おせちの違いも一緒に見てみてください。



おせちが届くころは、お雑煮の材料や飲み物も増えるよな。今の空き具合だけでなく、年末に何を入れるかも思い浮かべてみてくれ!
おせちが冷蔵庫に入らないときのよくある質問
野菜室に入れてもいいですか?
「野菜室空いてるし、ここでいい?」となりがちですが、野菜室は冷蔵室と温度が違うことがあります。おせちに書かれた保存温度と、使っている冷蔵庫の説明書を見比べてください。空いているから、だけで決めないほうがいいです。
段ボールから出して保存してもいいですか?
輸送用の段ボールなら外していい商品もありますが、保冷用としてその箱を使う前提の商品もあります。なので、届いてすぐ箱を捨てる前に説明書を一度見てください。冷凍保存するときと、解凍するときで扱いが違うこともあります。
一段だけ解凍して、残りは冷凍しておけますか?
その商品が段ごとの解凍OKなら、食べる段だけ先に出すことはできます。ただし、残りは冷凍状態を保つ必要があります。いったん全部解凍してから「やっぱ戻そう」は避けてください。食べる段だけ取り出せる作りかも先に見ておくとラクです。
冷蔵のおせちを冷凍庫へ入れてもいいですか?
「冷蔵庫に入らんから冷凍しとこ」は自己判断でやらないほうがいいです。料理や包装によっては、冷凍すると食感が変わることもあります。保存方法を変えていいかは、その商品の販売元に確認してください。
入れる場所を探している間、常温に置いてしまいました。食べられますか?
これは「何分なら大丈夫」と一律には言えません。どこに、どれくらい置いていたか、部屋の温度はどうだったかを整理して販売元へ相談してください。見た目やにおいが普通でも、それだけで安全とは判断できません。保存条件から外れていて判断できないものは、無理して食べないほうがいいです。
まとめ|まずは段分けで入るか見て、保存温度は変えないようにしよう
おせちが入らないときは、いきなり「もう無理」とならなくて大丈夫です。高さがダメなら段分け、横幅がダメなら小分け容器を外せないか。原因を分けて見ると、意外と収まる方法が見つかります。
あとは、冷凍のまま保存するのか、今から解凍するのかだけ忘れずに。入る場所が見つかっても、保存温度が合っていなければ意味がありません。そこだけは商品表示を優先してください。
これから買うなら、料理の中身だけじゃなく「この重箱、うちの冷蔵庫に入る?」まで見ておくとかなりラクです。候補を探すなら、人数・予算・保存方法からおせちを探すページも使ってみてください。年末に届いてから冷蔵庫の前で固まるより、先にサイズを見ておくほうが安心です。



